15日・雪

   作詞・作曲:水越 恵子 / 編曲:大村 雅朗

   マンションのエレベーター
   私を迎えて開く
   あふれ出す 急に涙
   ブーツにこぼれ落ちてく

   少しばかりの荷物があるわ
   あなたの部屋に来るのも最後
   てのひらのカギ 軽く回せば
   あなたの心さえ見えたわ

   いつになく 早い雪が
   降りだした今日15日

   カーテンも色を変えて
   彼女の好みね きっと
   新しい幸せが
   始まってたこの部屋で

   何も出来ずにただ立ちつくし
   遠すぎる日を追いかけていた
   ほほえみ 涙 ひとつひとつが
   始まり終わったの この部屋

   サラサラと肩に髪に
   落ちてとける雪の舗道
   あてもなく歩いていた
   残されたなぐさめのように


           
まんしょんのえれべーたー わたしをむかえてひらく あふれだすきゅうになみだ ぶーつにこぼれおちてく
すこしばかりのにもつがあるわ あなたのへやにくるのもさいご てのひらのかぎかるくまわせば あなたのこころさえみえたわ
いつになくはやいゆきが ふりだしたきょうじゅうごにち
かーてんもいろをかえて かのじょのこのみねきっと あたらしいしあわせが はじまってたこのへやで
なにもできずにただたちつくし とおすぎるひをおいかけていた ほほえみなみだひとつひとつが ひじまりおわったのこのへや
さらさらとかたにかみに おちてとけるゆきのほどう あてもなくあるいていた のこされたなぐさめのように