葡萄棚の下で

   作詞・作曲:水越 恵子 / 編曲:矢野 誠

   夢をみていたの あなたに又会えて
   もう一度 愛やり直すの
   甘く香りたつ 葡萄棚の下で
   まつげを指す 光に目覚めれば

   春の匂いに丘をくだる 固く手を握って
   今も大事なワンピースの 水玉がゆれていた

   土のあたたかさ 鳥たちのおしゃべり
   何もかもが 二人のものだった

   赤紫(あか)く熟しだす 葡萄棚の下で
   あなたの夢 もう一度聞かせてよ

   長い旅から帰るように 哀しみを知るたび
   ただ会いたくて会える気がして あの日を探している

   春の匂いに丘をくだる 固く手を握って
   初恋のような永遠のような あの日を探している・・・


                       
ゆめをみていたのあなたにまたあえて もういちどあいやりなおすの
あまくかおりたつぶどうだなのしたで まつげをさすひかりにめざめれば
はるのにおいにおかをくだるかたくてをにぎって いまもだいじなわんぴーすのみずたまがゆれていた
つちのあたたかさとりたちのおしゃべり なにもかもがふたりのものだった
あかくじゅくしだすぶどうだなのしたで あなたのゆめもういちどきかせてよ
ながいたびからかえるようにかなしみをしるたび ただあいたくてあえるきがしてあのひをさがしている
はるのにおいにおかをくだるかたくてをにぎって はつこいのようなえいえんのようなあのひをさがしている