「始まり」

   作詞・作曲:水越 恵子 / 編曲:徳武 弘文

   浮かぶような湾(入りうみ)
   朝陽の中に姿を光らせ
   出てゆく船 風待ち終えて
   見慣れてるのに心が躍る
   
   この町を18の日
   夢を探して飛び出した …
   
   広いキャンパスで高層ビルのオフィスで
   恋に疲れた あの夜だって
   この海の色が私を呼んでいた
   「始まり」はここにあることを知った
   
   素足に履く白いシューズ
   くぐなりの海 鳴り砂の上を
   あの人とあの夏のように
   未来描いて歩いてみたい
   
   引き止めてくれる期待と
   出発つ心 ゆれ合ってた …
   
   二人に別の 歳月過ぎたあと
   一人見ている この海は
   トランクに詰めて 連れ帰った日々を
   受け止めてくれるだろうか
   
   胸を張りながら 空を仰ぎながら
   「始まり」をここから もう一度誓って


           
うかぶようないりうみが あさひのなかにすがたをひからせ でてゆくふねかぜまちおえて みなれてるのにこころがおどる
このまちをじゅうはちのひ ゆめをさがしてとびだした
ひろいきゃんぱすでこうそうびるのおふぃすで こいにつかれたあのよるだって このうみのいろがわたしをよんでいた はじまりはここにあることをしった
すあしにはくしろいしゅーず くぐなりのうみなりすなのうえを あのひととあのなつのように みらいえがいてあるいてみたい
ひきとめてくれるきたいと たびだつこころゆれあってた
ふたりにべつのとしつきすぎたあと ひとりみているこのうみは とらんくにつめてつれかえったひびを うけとめてくれるだろうか
むねをはりながらそらをあおぎながら はじまりをここからもういちどちかって