15の頃

  作詞・曲:伊藤 薫  / 編曲:丸尾めぐみ

  15の頃のボクを 遠くで見たい
  時間(とき)の流れの河の 向こう岸から
  部室の壁に書いた あの落書きも
  巡る季節の風に 薄れただろう

  過ちも間違いも イタズラですんだ頃
  哀しいときは泣いて 思うまま生きたっけ

  15の頃のボクは 陽だまりの中

  放課後と夏空と 自転車の音
  必ず手紙書くぞ あいつの涙

  冷たいビルの中で マウスを握りながら
  時計の音の海で やがて日付が変わる

  15の頃のボクよ 叱っておくれ

  人知れず咲く花も 思いの丈を込めて
  美しく短くも その身を飾れ飾れ

  15の頃のボクは 陽だまりの中
  15の頃のボクに いつか逢いたい・・・


                 
じゅうごのころのぼくをとおくでみたい ときのながれのかわのむこうぎしから
ぶしつのかべにかいたあのらくがきも めぐるきせつのかぜにうすれただろう
あやまちもまちがいもいたずらですんだころ かなしいときはないておもうままいきたっけ
じゅうごのころのぼくはひだまりのなか
ほうかごとなつぞらとじてんしゃのおと かならずてがみかくぞあいつのなみだ
つめたいびるのなかでまうすをにぎりながら とけいのおとのうみでやがてひづけがかわる
じゅごのころのぼくよしかっておくれ
ひとしれずさくはなもおもいのたけをこめて うつくしくみじかくもそのみをかざれかざれ
じゅうごのころのぼくはひだまりのなか じゅうごのころのぼくにいつかあいたい