カーニバルの終りに

  作詞:来生 えつこ / 作曲:水越 恵子
               / 編曲:佐藤 準

   砂で輝く指を しなやかに反らし
   小麦色の腕を 太陽にかざしたの
   そのままリズムつけて 足を踏み鳴らし
   誰もいない海で ひとりはしゃぎのダンサー

   あなたを忘れたくて 空騒ぎの夜に
   幾度もまぎれこんだ
   都会のうつろなパーティー
   言い寄る男たちが やはりわずらわしい
   結局海へ来たわ 想い出に負けて

   あなたに知らせたいわ
   こんなに 胸に焼きついてるの

   またたくまの月日ね 恋が枯れるまで
   この海で育てた まぶしい恋だったわ
   パラソルをたたんで 夏ともお別れ
   最後の煙草を 渚に放り投げる

   あなたを忘れたくて 想い出のスクラップ
   自分で始末して 夢の小船に乗せましょう

   あなたの濡れた髪と 素早いクロールと
   今でも目に映るわ 白波のしぶきに

   あなたの肩のほくろ
   今でも指先が覚えてる

   明日再び帰る 都会のくらしに
   それで終わりにするわ 未練を引きずること

   遠い花火が見える はかなく散らばり
   一瞬のきらめき カーニバルは終るわ


                       
           
かーにばるのおわりに
すなでかがやくゆびをしなやかにそらし こむぎいろのうでをたいようにかざしたの そのままりずむつけてあしをふみならし だれもいないうみでひとりはしゃぎのだんさー
あなたをわすれたくてからさわぎのよるに いくどもまぎれこんだ とかいのうつろなぱーてぃー いいよるおとこたちがやはりわずらわしい けっきょくうみへきたわおもいでにまけて
あなたにしらせたいわ こんなにむねにやきついてるの またたくまのつきひねこいがかれるまで このうみでそだてたまぶしいこいだったわ ぱらそるをたたんでなつともおわかれ さいごのたばこをなぎさにほうりなげる
あなたをわすれたくておもいでのすくらっぷ じぶんでしまつしてゆめのこぶねにのせましょう あなたのぬれたかみとすばやいくろーると いまでもめにうつるわしらなみのしぶきに
あなたのかたのほくろ いまでもゆびさきがおぼえてる あしたふたたびかえるとかいのくらしに それでおわりにするわみれんをひきずること とおいはなびがみえるはかなくちらばり いっしゅんのきらめきかーにばるはおわるわ