落葉が見たくて

   作詞:山川 啓介 / 作曲:水越 恵子 / 編曲:佐藤 準

   ごめんね しばらく子犬を預かって
   気まぐれな旅でも しようと思うの
   カバンにあの人の思い出詰め込んで
   見知らぬ港に 捨ててくるつもりよ
   まるで私は 気の早い落ち葉みたい
   ベージュの服着て 風に乗って秋へ急ぐ
   人より先に 寂しさに出会い
   残った夏の 暦をちぎったわ

   わがままついでに 口紅(ルージュ)を借りたいの
   あの人の好みの 色しかないから
   買い換えたくても 自分で選べない
   幸せの鏡が くだけ散った今は
   まるで私は 気の早い落ち葉みたい
   暑さの残った都会(まち)を追われ 秋へ急ぐ
   私の影は 誰よりもやせて
   私のゆくえは 私も知らない



     
おちばがみたくて
ごめんねしばらくこいぬをあずかって きまぐれなたびでもしようとおもうの かばんにあのひとのおもいでつめこんで みしらぬみなとにすててくるつもりよ
まるであたしはきのはやいおちばみたい べーじゅのふくきてかぜにのってあきへいそぐ ひとよりさきにさびしさにであい のこったなつのこよみをちぎったわ
わがままついでにるーじゅをかりたいの あのひとのこのみのいろしかないから かいかえたくてもじぶんでえらべない しあわせのかがみがくだけちったいまは
まるでわたしはきのはやいおちばみたい あつさののこったまちをおわれあきへいそぐ わたしのかげはだれよりもやせて わたしのゆくえはわたしもしらない