夢の魔性

  作詞・作曲:水越 恵子 / 編曲:白井 良明

   操られて その背中を追いかけたの
   どこかで見た 森へと迷う

   漂う霧 その隙間に見え隠れる
   後姿 あれは確か
   心の隅 閉じ込めてた 遙かな人
   手を伸ばせば 消え失せそう
     車は何処にあるの?
     あの湖へ連れてって
   振り返ってあなたでしょう また会えたの?
   指輪のあと 今でもあるわ

   弱い私 あれより他 仕方なかった
   なつかしい部屋 あのキャンバス
   書き上がったあの絵さえも 嫉妬してた
   そのまなざし 私を見ずに
     お願い 何か云って
     思わぬ日は なかったわ
   たった一度 振り返って 笑いかけて
   消え去ったの 叫んでみても
   忘れようとしてる愛は 折り目もなく
   追いつめるの 私を 今も ……


     
ゆめのましょう
あやつられてそのせなかをおいかけたの どこかでみたもりへとまよう ただようきりそのすきまにみえかくれる うしろすがたあれはたしか
こころのすみとじこめてたはるかなひと てをのばせばきえうせそう くるまはどこにあるの あのみずうみへつれてって
ふりかえってあなたでしょうまたあえたの ゆびわのあといまでもあるわ
よわいわたしあれよりほかしかたなかった なつかしいへやあのきゃんばす かきあがったあのえさえもしっとしてた そのまなざしわたしをみずに
おねがいなにかいって おもわぬひはなかったわ たったいちどふりかえってわらいかけて
きえさったのさけんでみても わすれようとしてるあいはおりめもなく おいつめるのわたしをいまも